院長 野中 慶佑(のなか けいすけ)
ご挨拶

初めまして。このたび、のなか内科腎診療所を開設いたしました野中 慶佑(のなかけいすけ)です。
岡山大学を卒業し、名古屋地域で腎臓内科の研修を積んだのち、2016年に岡山済生会総合病院に赴任し、腎臓内科診療に加えて血液透析・腹膜透析のシャント作製やシャントPTA、腹膜透析カテーテル留置術を内科医が行う仕組みを作りました。
慢性腎不全の診療では透析にならないような予防医療を行いますが、年数が経つにつれて透析になってしまう方も一定数おられます。近年、透析を始める年齢は高齢化しており、80歳から透析を始める方も珍しくありません。
当院は一般的な血液透析に比べ、身体的負担が少なく通院も少ない腹膜透析を、高齢の方には勧めています。病院勤務では難しかった在宅医療を診療所医師の立場で、必要な患者さんへ提供したいという思いで、この診療所はオープンいたしました。他にも、地域のかかりつけ医として気軽に健康について相談できる医者を目指しています。
食養生が必要な病気については、管理栄養士による栄養指導を行っていきます。内科疾患はもちろんですが、骨折を伴わない外傷もこれまでの手術経験を活かして診療いたします。また火傷については湿潤療法で治療を行います。
地域の皆さまに頼りにして頂ける診療所になれるようにスタッフ一丸となって取り組んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
経歴
- 2008年 岡山大学医学部卒業
- 2008年 名古屋大学医学部附属病院 初期研修医
- 2010年 名古屋大学医学部附属病院 腎臓内科 後期研修医
- 2012年 市立四日市病院 腎臓内科 医員
- 2016年 岡山済生会総合病院 内科 腎臓病センター 医長
- 2024年7月 のなか内科腎診療所 開院
のなか内科腎診療所の理念
私たちは、患者さん一人ひとりに寄り添い、その方らしい暮らしを支える伴走者であり続けます。
Stand by you.(あなたのそばにいる) をスローガンに掲げ、患者さんとそのご家族の健康と幸せを共に歩む医療を目指します。
私たちの目指す姿
1. 信頼される適切な医療の提供
科学的根拠に基づいた最新の医療を、患者さん一人ひとりの状況や希望に合わせて適切に届けます。患者さんが安心して相談し、納得して治療を受けられる環境を築きます。
2. 地域住民への予防活動
健康診断や生活習慣病の予防指導、健康教育を通じて、地域住民の健康を守ります。地域に密着した診療所として、病気の予防から治療まで、トータルにサポートします。
3. 地域への腹膜透析の普及
腹膜透析は、患者さんの生活の質を維持する透析療法です。当院は地域の中でこの療法を広め、選択肢を提供することで、より良い医療体験を届けます。学会や講演会での発信を通じ、岡山から全国への貢献を目指します。
4. スタッフのやりがいと成長をサポート
医師だけでなく、看護師、管理栄養士、医療事務、すべてのスタッフが自身の専門性を活かしながら、やりがいを感じられる職場環境を整えます。明るく協力し合えるチームが患者さんに最善の医療を提供します。
私たちの価値観
患者さん本位の医療
患者さんの声に耳を傾け、その希望や暮らしに寄り添った医療を提供します。
チームで支える医療
全スタッフが専門性を活かし、協力し合いながら質の高いケアを実現します。
地域とともに歩む診療所
地域の一員として、住民の健康や暮らしに寄り添い、未来の医療を形作ります。
私たちの使命
私たちは、患者さんとそのご家族、そして地域社会にとって欠かせない存在となることを目指します。
医療を通じて支え、守り、共に歩むことで、笑顔あふれる未来を創造していきます。
Stand by you. どんな時も、あなたのそばにいる診療所であり続けます。
院内写真
受付・待合室
こちらが当院の受付です。スタッフ一同患者様を笑顔でお迎えいたします。
ご来院いただきましたら、保険証のご提示をお願いいたします。
診察室
明るく清潔感のある診察室にて院長がお待ちしております。
症状やお困りのことなどお気軽に医師にご相談ください。診察から必要な検査や治療を決めてまいります。
栄養相談室
個室で管理栄養士による栄養指導、食事内容チェック、減量相談などを受けていただけます。
腹膜透析室
腹膜透析を行う部屋として、アットホームな雰囲気で清潔感のある部屋をご用意しております。
処置室
処置室は、傷の処置のほかにも点滴療法などに使用しております。
カーテンで仕切りを作ることで、プライベートに配慮した設計になっております。
心電図と超音波エコー
心電図では、心臓から出ている微弱な電気信号を体に貼り付けた電極により読み取り、心臓の病気の有無を検査します。
エコー検査の機械では、心臓、腹部、体表のエコーに対応しています。
特に腹部エコーでは、腎臓の形状や大きさ、結石の有無、尿管・膀胱の形態異常について測定を行います。
心臓エコーは弁膜症の程度や体液量過剰の判定、体表エコーは皮下の膿瘍形成を調べたり血液透析患者さんのシャント血流評価に用います。
レントゲン室
レントゲン室では、患者様のレントゲンを撮らせていただき、治療方針を決めるために使用しております。
その他機器

尿定性検査を行う装置です。
1分で尿蛋白、尿糖、尿潜血など判定できます。

血液ガス分析装置です。およそ2分で血液中の酸素濃度、二酸化炭素濃度、電解質を測定できます。
腎不全患者さんにおいては血液の酸性度、カリウム値を見るのにも役立ちます。

オートクレーブ装置は、処置に使用した鑷子(せっし:ピンセット)や鋏(ハサミ)を高温蒸気で減菌します。

乾式臨床化学分析装置は、当院では血液と尿のクレアチニン、ナトリウム値を調べることに使用しています。
約20分で結果が出るため、すぐに結果が知りたい時に役立ちます。